2008年08月05日

真夏の雛菓子*錦の「おまんやさん」*

錦市場のおまんやさん(京都ではお茶席の高級生菓子を手がけるのが「和菓子屋さん」で、そうじゃない店は「おまんやさん」だそうな)で、馴染みのあるお饅頭を見た。

いがまんじゅう

いが饅頭。食紅で染めた餅米が乗っています。

これ、雛祭り限定のお菓子なんですよ。自分の地元(愛知県西部)では。家康の伊賀越えに因んだとも、上に載った米粒を栗のイガに見立てたとも言われていますが、何故か三河地方では桃の節句のもの。 

隣のあんころもちが、京都では夏、特に土用の暑気払いに食べるものだそうですから、なんか季節感が変。

しかし「出町ふたば」の土用のあんころ(土用餅)は、実に美味しかった! 

出町ふたばのあんころ

京都の人には、桃の節句のお菓子「ひちぎり」を真夏に売っている!と言えば、感覚的にわかっていただけると思います。

下の写真の真ん中のピンクのが「ひちぎり」です。宮中で、餅を丸める手間を惜しんで、引きちぎって作ったのが始まりだとか。

元は引きちぎって作ったから「ひちぎり」

店頭の値札に「田舎菓子」とあるのが、更に複雑な気分になるのですが、京都から見ればそりゃド田舎だろうな~。

名古屋辺りになると「いが饅頭」も有りますが、「おこしもの(おこしもち)」という米粉を鯛や雛人形の型で抜いて、蒸して食紅で色を付けたのが雛祭りの菓子というか「おそなえ」の主流になる。(これは基本的に各家庭で作るもので、甘いものや軽く炙って醤油をつけて食べるなど家により様々。)

新幹線で30分ちょっとの距離ですが、「所変われば品変わる」を実感している次第です。

別のおまんやさんで。可愛い!





Posted by いたのり at 22:15│Comments(0)
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