2009年08月01日

こどものゆかた10*消えた金魚(宵山で残念だったこと)

着物生地や、お子様浴衣生地コレクションの土用干しを兼ねた片付けが、グズグズ天気のせいでいっこうに終らない。

宵山は浴衣姿は多けれど、清涼感のある柄はあまり見かけなかった。白地に紺でデザインも一番スッキリしていて好ましかったのは、各山鉾の町衆の揃いの浴衣。(同じ紺地でも、婦人会盆踊り風はいただけない。)



子供の浴衣姿はいつだって可愛い。

が、肩揚げ腰揚げをしていない状態もちらほら見かけた。「ギリギリ着れるから、揚げをほどいて着せよう」的な、昭和の節約精神=ビンボー臭さがほのかに漂うツンツルテンな感じじゃなくて、着付けを知らなくて、ダラダラした着姿になってしまったらしい。大人ものを矮小化したような柄と相まって、逆に暑苦しさが増す。

水玉が可愛い

揚げをして、ちょっと短めな袖や裾から見える、すんなり伸びた10歳頃の少年少女の手足や、赤ちゃんのキュッキュッと外せそうな、段々の付いたぷくぷくの手足首に萌えるんだけどなあ。(もちろん母性本能的な意味で)

蟷螂山にて
去年から登場した「かまきりのおみくじ」

十年程前は、まだ少しは残っていて購うことのできた、レトロで郷愁を誘う「白地に金魚」の生地は、呉服店の在庫はおろか、すっかり世の中から消えてしまったようだ。

捺染の版木は残っているのだろうか。浮世絵みたいに認められた文化財と違い、特に意図して保存されるものではない。もう二度と染めることも、デザインを再び起こすこともできなかったら大きな損失だ。

蝋燭は大日如来さんに献じる

蟷螂山で「かまきりのおみくじ」を商う子供たち、鯉山でローソク売りの歌を歌う子供たちの姿は風情があって大好き。

できれば、白地に金魚や花火が浴衣の主流だった頃に見たかった。

ローソク売りの歌の歌詞が貼ってあった





Posted by いたのり at 16:31│Comments(0)
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