2008年07月15日

宵々山でマスターキートン!

今日は宵々山。
宵々々山、宵々山、宵山・・・
クリスマス・イブイブと浮かれているのと同じようで、ちょっと可笑しい。

烏丸四条に出て、厄除けの粽(ちまき、入場チケット代わり。食べられません)を購入して月鉾に登りました。鉾の中も会所飾りも写真撮影禁止でしたが、正面に乗せる稚児人形の「於菟麿(おとまろ)」は中々の美少年。

鉾の中では最も背が高くて(約26m)重く(約12t)、ビル2階の会所から橋を架けて出入りしていて、一般家屋の2階より高い。巡行を眺めているより大きさが実感できました。

ビルの2階から出入り

大きいも大きいけど、あれだけの人数載せて人力で移動、しかも組み立てには釘は1本たりと使っていない・・・日本伝統の木造建築技術の高さよ!中では囃し方がお囃子中で、コンチキチンの超近接ライブ!広さ(3畳も無いと思う)はともかく天井が思っていたより高くて驚きました。円山応挙の「草木図」が美しかったです。さすが動く美術館。

北観音山を見上げる。濡れないように片づけ中

折りたたみ傘が壊れて、行きにどこかで買おうと思っていたのをコロッと忘れていて、あいにく物凄い夕立になり、新町通りの北観音山の前で30分以上雨宿りをしました。散々京都は夕立が多いの天気が変わりやすいと言っていたくせに・・・。しかし、傘があっても移動が大変な大降りで、観光客は皆軒下。

やっぱり足が速い(笑)

でも、町家の軒下で時代劇のワンシーンみたいな雨宿りなんて初めての体験。親子でちょっとワクワク気分。しかも目の前山鉾!そこを屏風祭りの町衆のお座敷に呼ばれたのでしょうか、蛇の目傘に雨コート姿の舞妓さんと芸妓さんが、足早に歩いて行きました。いいねえ~。

お宝展示

小降りになったので屏風祭りを拝見しつつ、ついでに夜店で買い食いもして(露店がいっぱい!)、あちこちの町会所へ行きましたが、京都らしい風情が一番盛り上がったのは鯉山でした。

CO2削減で蛍光灯になって明るくなったそう

細い路地の奥にあって、伝左甚五郎作の木彫の鯉と鳥居とお社の脇に、何故か厨子とお寺さんみたいな蝋燭台もあって、その周りを可愛らしい浴衣姿の子供たちが囲んで「ろうそく一本献じられましょ~」だったか「ろうそく一本とーもそ」だったか、そんな歌を歌いつつ献灯を促しています。

この右側で子供達が歌っている

そんな京情緒満点な会所で、山鉾の前掛けや胴掛け、見送り等に張り巡らされる16世紀のベルギー製タペストリーを見て、思い出すのは「マスターキートン」の祇園祭の話。

いやあ、ロマンがあっていいねえ。漫画は対になったスペイン製タペストリーの一方が・・・って話だったけど、ここのは元は1枚だったタペストリーを9枚に切って山鉾に使われているそうです。作者はこの辺から着想を得たのかしら?

雨上がりに提灯の明かりが映える

鯉の滝登りの図の登竜門のお守りを購入して、ぶらぶら歩きを続けました。夕立のおかげで、うだるような昼間の暑さが消えて快適!帰りは歩行者天国の烏丸通りや四条通の人出を避けて、錦小路を抜けましたが、店の閉まった夜の錦ってのもなかなか新鮮でした。

町家の2階から山伏が見下ろす

後で知りましたが、山鉾の提灯は今年からCO2対策で白熱電球から、電球色の蛍光灯になったんだそうな。エコ宵山。


2009年版マスターキートン的祇園祭ルポはこちら
「祇園祭のひみつ5*宵山 鯉山 マスターキートン*」


厄除けの粽と鯉山のお守り






Posted by いたのり at 23:17