2009年01月24日

総天然色ゼリー*四条 喫茶ソワレ

喫茶ソワレ」のゼリーはキレイです。

体に良いかどうか、ちょっと悩む色合いではありますが、ステンドグラスみたいな美しさで、目に美味しい。中でもフルーツたっぷりのヨーグルトポンチの色彩感覚は、絶大なインパクトを与えてくれました。

薄暗い中で目が覚めます

極彩色・・・いや、「妖星ゴラス」に「海底軍艦」、チャールストン・ヘストンの「十戒」あたりの映画の謳い文句だった「総天然色・テクニカラー」って言葉が、お店の時代感とともにピッタリ来ます。
(「空の大怪獣ラドン」はイーストマンカラー・・・って何ソレ?)


ゼリーの味は、色によって特に違いは無く、柔らかさとぷるぷる度は絶妙。

ひんやりゼリーミルク

ストローで吸うと、ゼリーミルクのガラスの器の底に、じゃりじゃりとグラニュー糖が残っているところが、冷たい牛乳を甘くして飲んでいた幼い日・・・モノクロテレビに東郷青児の複製画、足踏みミシンに鏡台のあった茶の間を、昭和の夏を思い出させてくれます。

入口左にひっそりとあります

1階入口左には、「いのち短し恋せよおとめ 赤き唇あせぬ間に(以下略)」を代表作に持つ、北原白秋らと「パンの会」を結成した吉井勇(よしい いさむ)による

珈琲の 香にむせひたる ゆうへより
ゆめみるひとと なりにけらしな


という歌碑が埋め込まれています。おお、耽美派。
京都祇園に縁の深い歌人で、

かにかくに 祗園はこひし 寝る時も 
枕の下を 水がながるる


の石碑のある祇園白川では、毎年11月8日に祇園甲部お茶屋組合による「かにかくに祭」という催しが行われるそうな。
(「かにかくに」とは「とやかくと、あれこれと」という意味。京都では、この名のお店やお菓子を良く見かけます。)


祇園白川の「かにかくにの碑」
「昼も夜もあそんでいた吉井勇という人」と森茉莉にバッサリ書かれていた


ポンチもゼリーも、文人男性客が気軽に口にする、モダンでハイカラな味わいだったことでしょう。





Posted by いたのり at 23:33│Comments(2)
この記事へのコメント
ひんやりぜりーミリクがいいかも~~~
Posted by オジ at 2009年01月25日 01:44
男性にもオススメの、懐かし~いほの甘さですよ~。
大半の客が、コーヒーではなく「ゼリーもの」を注文していました。
Posted by いたのりいたのり at 2009年01月27日 00:42
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