2010年09月06日

擬人化の方向間違い*講談社の絵本「みつばちマーヤ」

みつばちハッチ・・・みなしごハッチでしょ?天野喜孝キャラデザの「昆虫物語 みなしごハッチ」。何かアレな単語なのかな?「タイガーマスク」のエンディングテーマの「みなしごのバラード」もアカンのか?

いや、それよかミツバチの雄が大して役に立たないっちゅうのは別にして(働き蜂は雌)、やけに可愛いのは下妻市のしもんちゃんのような、流行りの男の娘ってえのだろうか?

妙にカワイイんすけど・・・やっぱ、男の娘?




と、夏休みアニメ映画にツッコミつつ今回ひっぱり出したのは、講談社の絵本の「みつばちマーヤ」です。昭和40年発行で、挿絵は、かの松本かつぢ先生です。



ミツバチ少女のマーヤが大活躍する話ですから、挿絵も当然擬人化されて描かれています。

擬人化ってのは概ね二種類あって、ひとつは「動物や物が人と同じ振る舞いをする系(物の場合手足が生える)」、もうひとつは「見た目もバッチリ人間(美少女)そのもの系」。前者はかの鳥獣戯画が代表。後者の方が一般的な「萌え~」なのに、先生完全に擬人化の方向性を間違って、蜂そのものです\(^o^)/

擬人化の頂点


(厳密には中間に「体は虫や動物だが、人間の顔、表情、動作がある」というのが存在する。「みなしごハッチ」や「ガンバの大冒険」はこのタイプ。「わんわん忠臣蔵」は「表情はあるが体は動物そのもので人間的な動き(二足歩行等)はしない」。「名探偵ホームズ」は「人間のように表情のある犬の顔に人間の体」・・・ああ、ややこしい!この辺りの分類方法は、もっと京都国際マンガミュージアムが研究するべき分野である。)

「はやぶさたん」


で、松本かつぢを起用した時点で、編集サイドは「くるくるクルミちゃん」みたいな、政岡憲三の「くもとちゅうりっぷ」のてんとう虫幼女みたいな、ぷにぷに可愛い少女ミツバチを期待していたと思うんだわ。 

「くもとちゅうりっぷ」より。ラブリ~。





蜜蜂そのものが人のように振舞う「鳥獣戯画」の方向性。可愛くない!



幼いオバサンに両親が買い与えた絵本ですが、何故これを選んだのだろう?「ファーブル昆虫記」も買ってもらったけど、そんなに虫が好きだったのかわし?




擬人化はされているがリアルでちょっとイヤ

講談社の絵本は他にも何冊か持っていますが、昔の絵本は、きちんと日本画を習得した人が描いたり、所謂挿絵作家の最後の煌き!という時期で、ミツバチ大会は別にして、本当に「絵」がうっとりするほど美しいです。しかし、昔話って擬人化が多いね。




これも鳥獣戯画の方向性の擬人化か?


ぷにぷに幼女と言えば、かなり以前に地元の骨董市で、きいちのきせかえと一緒にビミョーな「クルミちゃんきせかえ」を貰いましたが(カップを買ったらオマケにくれた)、先日、迷子に行ったら同じ物が置いてありました。コレ確か鈴木道具店にもあったんだわ。松本かつぢ人気すごかったんだなあ。







Posted by いたのり at 11:46│Comments(2)
この記事へのコメント
吉田竜夫氏は、ハッチを女の子として生み出したわけですが、スポンサーが「男の子にしろ!!」と言ったんだそうで。
吉田氏は、「ミツバチで母恋物と来たら女の子というのが相場でしょうが。つか俺はこんな男の子なんて嫌だよ」と最後まで愚痴ってたみたいです。
Posted by ハッチの謎 at 2016年06月12日 19:05
コメントありがとうございました。
そんな事情があったとは!自分は「母をたずねて三千里」をベースに男の子にしたのかなあと思っていました。スポンサーの玩具メーカーの意向とか、当時のアニメは色々と制約があったようですね。
Posted by いたのりいたのり at 2016年09月08日 22:06
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