2010年07月02日

水無月は水無月で半夏生はタコかいな

瞬く間に6月が過ぎて7月です。

けろ

水無月ネタの時期を逸してしまった!だがやるッ!

6月は梅雨時で潤沢に水があるのに、何故「水無月」なのかは諸説あるようですが、「な(無)」は「の」に当たる連体助詞だから、普通に「水の月」の意味説が有力なようです。

でもって京都では、6月30日の夏越の祓(なごしのはらえ、神社で茅の輪くぐりをする)に、「水無月」をいただく風習がある。

水無月

これは今の時期、地元でも普通に売っていますが、「食べなくてはいけないもの」という習俗的な縛りは無く、「小豆の載った変わりういろう」程度の扱い。

旧暦6月1日は「氷の節句」「氷の朔日(ついたち)」と言って、氷室から献上された氷を食べる宮中の慣わし(枕草子の「削り氷に甘鬘」っての?)があり、それを庶民が模倣したのだそうな。石ノ森章太郎の「佐武と市捕物控」に「氷の朔日」という氷室ネタがあったな。

平安神宮の茅の輪

京都の老舗中の老舗「川端道喜」の当主による「和菓子の京都」を読みましたが、「粽(ちまき)」については商売柄非常に詳しく語られていますが、水無月についての記述は少ししかありませんでした。(「氷室の水無月」は宮中の年中行事の歳事としては出てこない。どちらかと言えば常御殿、女人御所といった日常の内裏だけでの歳事とある。)

夏の氷なんて凄い贅沢品を下々が真似てやってることだから、宮中御用達バリバリのとことはあんま関係無いわな。

出町ふたばの水無月色々

土台の白い三角ういろうは氷を模しているとして、上に載った小豆ですが、これは魔除けの意味合いらしい。

何故か魔(鬼)は「数える」習性があるようで、小豆でも大豆でもバラまけば必ず数え出すので(数えるのが苦手で何度もやり直す説もあり)、足止めできる逃げられるという、豆は日本古来の護身用アイテムなのだそうな。(篭目もその働きをするとか「帝都物語」あたりで読んだ記憶も・・・。)

う~ん、てっきりあの小豆は「氷の表面にこびりついた土や砂利」を表していると思っていたんだがな。わざと表面を汚して「献上するの大変だったんだぜコンチクショーアピ!!!」したんじゃないの?・・・って、そりゃNHKの「タイムスクープハンター~お氷様はかくして運ばれた~」だ!

平安神宮神苑にて

今日は今日で、近所のスーパーマーケットの鮮魚売り場で「7月2日の半夏生(はんげしょう)は蛸を食べよう!」というPOPを見ました。田植え後、稲の根がタコの足のように広く根付くよう祈願し食す関西方面の風習だそうです。知らんがな。

要するに節分の恵方巻き同様に一部地方の風習を全国に流布、広告展開して購買意欲を盛り上げよう!という業界の動きです。

「6月1日か30日に必ず食べなくてはいけない和菓子!」として、和菓子業界が水無月を大々的にPRする日が来るかもしれない。

詩仙堂にて






Posted by いたのり at 23:53│Comments(0)
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