2015年08月17日

痛いよ釘身(くぎみー)*釘抜地蔵尊~千本閻魔堂

西陣に足を伸ばして、釘抜地蔵尊(石像寺)にお参りしました。

とげぬき地蔵尊は東京にあって、そりゃ刺はいつまでもじくじく痛いし鬱陶しいだろうが、釘のが重傷だし、引っこ抜くのもこう、スカッとしそうじゃんね!あと浅見光彦シリーズのロケ地だしー。


「浅見光彦シリーズ・壺霊」ロケ地




堂本印象奉納とか

境内には「閻魔大王が指示して、鬼が亡者の舌を引っこ抜くのに使うアレ」、てゆか「(ギャグ漫画なんかで)ひと昔前の歯医者さんが虫歯抜くのに使うアレ」がドーン!!これは、「釘抜きペンチ」って工具・・・「やっとこ」ですねやっとこ。持ち手の無いタイプの鍋(やっとこ鍋)つかむのにも使うな。


「やっとこ地蔵」ではちょっとねえ・・・

どちらかと言えば「釘抜き」で当方が連想するのは、犯罪関係でお馴染みの「バールのようなもの」。ハンマーの反対側に付いてるのもあるし、ドライバーのセットにも先端が二股になった「釘抜きドライバー」入ってるし、こういうバール系(かなてこ)は昔は無かったのかな?やっとこ(矢床)は古式ゆかしい刀鍛冶が使ってるし。


ペンチ系ならネジザウルス(一番下)をオススメします


工具についてはさておいて、ファッション用語的なそれとは違う、只事ならぬ抜け感が、お堂全体から醸し出されています。






元々は空海(弘法大師)によって創建された寺で、遣唐使として帰国の際に持ち帰った石に地蔵尊を彫り、苦しみを抜き取ってくださるありがたいお地蔵様ということで「苦抜(くぬき)地蔵」と呼ばれ、それがなまって「釘抜地蔵」となったそうな。

「釘抜き&釘」というメインビジュアルを考えた人エライ!!!








でっかい釘というより吸血鬼を倒す杭に近い

奉納された「釘抜き&釘」がみっしりと貼られており、安井金比羅の絵馬みたいな具体的な文言が何一つ無いぶん逆にコワイ!!!

・・・と思ったら、これらは御礼絵馬なんだそうで、じゃあいちいち細々書かなくてもいいわな。書いてて(やっと抜けた)嫌なことを思い出して、フラッシュバック起こしたら大変だ。





ピクトグラム的な釘抜き印が可愛いです。



お堂の奥には重文の石像弥陀三尊像、お社(玉姫神社)や観音堂、更に奥の墓所には藤原定家の供養塔と、ちょっと怪しいムードで夏向き。








ご住職は臨床心理士の資格所持とかで、寂聴に人生相談するよか良いかもーと思いました。





釘抜地蔵も閻魔堂も千本通沿い


近くの千本閻魔堂(引接寺 いんじょうじ)もセットで行けば、色々捗る気がしました。





消防団製作の張りぼて閻魔像が境内を見下ろす位置に鎮座してて、まんま「鬼灯の冷徹」ネタっぽくて吹いたw


おかげでこの辺に詳しくなりました


錦花鳥が飼育されてる(・e・)

浅見光彦シリーズ・崇徳天皇殺人事件ロケ地・白峯神宮はこちら
同・壺霊ロケ地・安井金比羅宮はこちら

  


Posted by いたのり at 16:32Comments(2)

2015年08月07日

晴彦さん!これを見て!*安井金比羅宮

車折神社でいくら大金運大開運にあやかろうとしても、前々からの悪縁(モラハラ上司とか毒親とか近所の泥ママキチママとかさあ)が継続してたらどうしようもないべ!と、先だって安井金比羅宮にお参りしてきましたが、ちょっとまたゴタゴタして、これはもう絵馬奉納か穴くぐり(逆バージョン)しに行かなくちゃと思っとります。

安井金比羅宮公式サイト



まずはきちっと悪縁にケリを付けないと、先に「切る」方をしないと、良い縁は結べない!!!たとえ結んでも邪魔になる!!!至極まっとうな順番です。

男女間のソレだと鉄輪の井戸が有名ですが、周りがラブホ街という好ロケーションのこっちの方が、ひと度そのパワーが負の方向に向かったらスゲーだろーなー!と期待大。




東大路側から入るといきなりラブホ




反対側もラブホ


縁切り縁結びの碑(石)」は、元は絵馬の形らしいですが、形代(かたしろ)の紙がベタ貼りで、大変禍々しいかまくらです。御祭神が怨霊となったことで名高い崇徳天皇と知ると、心理的効果が更に高まります。(崇徳院が讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、「絶ち物」の祈願所として信仰されたそうな。)





本殿参拝の後、まず表側から裏に穴を履いくぐって悪縁を絶ち、次に反対側からくぐって良縁を結び、最後に願い事を書いた形代を貼るのが正式な方法だそうですが、この日は若い女性観光客が多かったせいか、良縁祈願の一方通行で行列。逆行する勇者はいなかったです。





御金神社御髪神社の絵馬同様、読みだすとキリがなく、読んで面白いのは、赤の他人の「切りたい」方面のものであることは言うまでもなく、人の不幸は蜜の味。

以前、「TVタックル」でこういう絵馬の個人情報保護について議論していましたが(ズバリここが出た)、浮気不倫モノだと、むしろ御近所や会社にバレちまえ!ザマア!!!というサレ立場の方々の潔い怒り(?)が伝わる故意悪意のダダ漏れ状態。う~ん、生々しすぎる。写真撮っただけでも呪われそうな、怨嗟の声に満ちたもの多すぎ。パス!


かなり「ぬるい」方

男女関係以外・・・アル中借金癖の親との縁切りあり、マルチ商法の洗脳から友人が覚めるのを願うものあり、近所迷惑な一家の転居を望むものあり、色々ぶった斬りたい人間関係、世間のしがらみってやつが身に沁みるう。


パワハラモラハラどころではない職場らしい


オバサンも覚えがあるぞ。卒業式以来で突然会いたいって電話かかってくるの


ネトゲと縁を切って廃人から復帰を目指して欲しい


某政党と縁が切れれば・・・


痛絵馬は見当たらずオタク関連は少ない。パンデモニウムさ~ん!


(*°∀°)=3 ヌコいたー

中には同一人物によって奉納されたと思しき電波絵馬(細かい字でびっしり書き込まれた恨みツラミらしいが、さっぱり意味がわからんマジ電波)が、ざっと数えて30枚以上あってヤバイです。そして、それが連なる中に「●●さん(電波絵馬の作者名)がいい加減幸せになりますように」と、同情してお願いしてくれる心優しい御仁がいらっしゃって、サツバツなアトモスフィアの中、ほっこりとさせられました。




なんて良い人だ!


ビジュアル的にイケてるもんで、2時間サスペンスのロケ地としても良く使われてて、ついつい、

「晴彦さん、これ!」
「この絵馬、御主人と浮気相手の名前がはっきりと!やっぱり、あの二人は仮面夫婦だったんだわ!」

と、「赤い霊柩車」の片平なぎさになりきってしまいます。(絵馬がネタの回があった) 「浅見光彦シリーズ・壺霊」のロケ地にもなっとりました。


熟年離婚祈願?

著名人の絵馬も掲げられており、小松左京が何と書いてるかワクワクして見たら、経年劣化で消えて読めねえ~。月曜日でお休みだった絵馬館には、劣化してないのあるのかな?






漂う昭和臭。おおば比呂司ってホテイの焼き鳥缶の絵の人としか説明できない


境内には久志塚(くしづか)もあり、着付けと結髪の正しい伝承を目指す京都美容文化クラブが実行委員会となって、櫛まつりが執り行われるとあります。どっかで聞いた名称だなと思ったら、本を持っていました。


櫛供養が行われる久志塚と風俗研究家吉川観方の像


「日本の髪型・伝統の美 櫛まつり作品集」

文庫本だが結髪と衣装が全ページカラー写真で素晴らしい。イラスト、漫画の参考に


ある意味本格的なコスプレ(上は「日出処の天子」コスに見える)

古墳時代から現代舞妓まで各時代の装束+かつらじゃなくて地毛で髪を結いあげた女人風俗行列が、毎年9月の第4月曜日に、ここ安井金比羅宮から祇園界隈を練り歩くという櫛まつり、是非見たいです。


美しい櫛まつりの絵馬


場所柄こういう方向性の絵馬があってもいい



近くには武具甲冑専門の井伊美術館があり、八坂神社方面にはカワイイ雑貨店Mijas Pittoo(ミハスピトゥー)があるので、縁切りがてらまた行きたいです。


「歴史秘話ヒストリア」なんかに良く資料提供している


狭くて入場制限があるのが難



  


Posted by いたのり at 21:27Comments(0)