2012年11月30日

ドーモ、尺八虚無僧ニンジャデス。イヤーッ!*明暗寺

毎年紅葉の季節になると賑わいすぎる東福寺の裏手にある、ひと気の無い小さなお寺が気になる。


東福寺裏の駐車場の近くで、観光客はほぼスルー

明暗寺」という渋い寺の名が気になる。



尺八根本道場」の看板が気になる。



尺八の世界 明暗寺」の石柱が気になる。



吹禅」の石碑が気になる。


ひっそりした本堂

どうやら、尺八関係で有名なお寺さんらしい。尺八と言えば虚無僧で、その首にかけた箱(偈箱「げばこ」というそうな)には「明暗」の文字がお約束ですが、もしかするとここ由来かと思ったら当たりでした。

明暗寺HP

HPを見ると「京都、東福寺山内に明暗尺八根本道場「明暗寺」があります。全国各地に免許皆伝導主(明暗尺八分道場)の先生がいます。指導については明暗寺にお尋ね下さい。」とある。まさに根本道場!


本堂前の掲示板


幼少時に初めて見た虚無僧は、大瀬広一の「隠密剣士」かなあ?こっちは「善」だけど、水戸黄門なんかだとひと気の無い道(ロケ地・大覚寺脇の祠のある林)を行くと、向こうから数人の行列が来て、必ずすれ違いざまに一斉に編み笠を脱ぎ捨て、刀を抜いて襲いかかって来るという「悪」のイメージ。

怪しい雰囲気で絵になるし、暗殺や変装に適しているのかしらん?「明治開化安吾捕物帖」だと「人に顔を見せずに、自分は人を見ることができる虚無僧は、仮装会の人殺しにはもってこいだなア。おまけに尺八とくる・・・」と勝海舟が言ってるし。


奥にも石碑らしいものがあるが苔庭に踏み入るわけにも行かず


尺八より一節短い一節切(ひとよぎり)ってのがあることを知ったのは、吉川英二の「鳴門秘帖」で。正確に言えばそのTVドラマ版で、田村正和演じる虚無僧姿の法月弦之丞がステキだったわicon06

時代劇で主人公格が正体を隠して長距離移動する場合、虚無僧姿が多いですが、僧籍だと関所も通りやすいのかな?剃髪しなくていいそうだし、帯刀できるし、路銀も托鉢で稼げるし。


「宗長流早千鳥」って曲名を覚えてる

「あの歌口は宗長流、京都寄竹派の一節切じゃ。吹き手はさだめし虚無僧であろう。」
「まあ、本当に虚無僧(ぼろんじ)さん・・・」
「まだお若い普化宗のお方。あれ、あのように・・・」

といった描写が、ここ明暗寺を知ってから俄然興味深くなりました。寺HPには「明暗寺の開祖は虚竹(寄竹)了円禅師で、日本の普化宗の始祖であります。」と記されています。

新聞連載時の岩田専太郎の挿絵を全部見たいと願っていましたが、去年、義父の蔵書に挿絵が収録された昭和37年中央公論社刊行の上下巻を発見!大喜びで借りて、凛々しい弦之丞様や、見返りお綱姐さんのアダっぽいお姿などをうっとり鑑賞しております。




正統派時代物に対して、只今人気の「ニンジャスレイヤー」には変なのが色々出てきますが、当方「仮面の忍者赤影」を見て、山田風太郎を読んで育ったから特に驚かねー。アイエエエエ!!!


忍者ブームから「ニンジャ」ブームに


豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、
琵琶湖の周辺に金目教という怪しい(以下略
クリックで拡大できます




この号はムロタニツネ象のトラウママンガが載ってるんだよ~

脱線しまくったから、最後に尺八を使った和風フュージョンをどうぞ
横倉裕「夜気 - Breath Of Night」



横倉裕「太白星 - Evening Star」



CDが廃盤入手不可能でレコードが処分できない・・・

  


Posted by いたのり at 21:34Comments(3)

2012年11月05日

秋の京都は路地から路地へ?(お馴染みのアノ曲とともに)



秋の京都は 路地から路地へ・・・

そんな雑誌の特集と 旅の風情に誘われて

ひとり京都にやってきました

錦秋の古刹巡りを満喫し終え 今日は街中そぞろ歩き

わくわく気分で下がる午後の室町通り

「わたしだけ」への秘密のお土産を探しに 

小さな路地に入ってみたら・・・



(観光シーズンたけなわだもんで、また、ワールドオブエレガンスみたいになってる。ごきげんよう、細川俊之です。)

是非こちらのBGMとともにお楽しみください。筝座「街角でひろった午後」




小さな路地に入ってみたら・・・



袋小路でした/(^o^)\


ククク・・・これでヤツもフクロのネズミ・・・

いやあ、文字通りだわ。てか、親切に書いてあるし。




先斗町にて。「通り抜けできまへん!」とピシリと言われる
「いってみよし」を「逝ってよし」に空目




路地における「ぬけられません」「ぬけられます」という言葉を知ったのは京都でではなく、滝田ゆうのマンガ「寺島町奇譚/ぬけられます」。



作品の題材(玉の井遊廓)が題材だけに、「抜けられます」をずっと別の意味(1本抜く的な)に勘違いしていました。いやん、エッチ。



仁丹町名看板とオサレなお店


裏寺町の柳小路にはコエトイロとunico京都がある
大路>普通の道>小路>路地なのか??



御苑西の楠小路には奥にお地蔵様が鎮座する
ここにあるクレープ屋さんは安くてオススメだが、
お蕎麦屋さんは船越英一郎の京都案内に載ってたけどビミョー


実際に素敵なアンティークショップや和雑貨のお店、町家カフェなんかがある場合もあることはありますが、そもそも路地って「家と家との間の狭い通路」のことだから、下手すると他所様んちの物干し場や、軒下で御近所同士で談笑していらっしゃるところに出くわす。気をつけないと不審者扱いされます。


おたべ新町店脇に怪しい注連縄のある路地




百足屋町という町名と仁丹さんが誘う

とは言え、路地奥(京都の街中で「路地裏」と言うとなんか語弊が・・・)に発見があることも確か。


注連縄をくぐって行ってみる


立派なお蔵が!

祇園祭の山鉾、南観音山の収納庫。


もちろん監視カメラ付き!


柳に電柱と街灯がいい味出してる

お祭りの日じゃない、ハレじゃない日でも、日本の伝統文化はそこここに潜んでいます。京の路地(ろおじ)歩きの醍醐味です。



路地奥のチョコレート屋さん「マリベル」
牛乳箱がレトロだが、意図的に残された風で「あざとい」



ナッツのチョコが凄く美味しいが、高かったから惜しみ惜しみ食べた

「いい旅夢気分」や「和風総本家」辺りの京都歩きBGMとしてこれも欠かせない一曲・筝座「組曲・竹取物語」より「祝宴」


  


Posted by いたのり at 21:14Comments(2)