2012年09月27日

こどものゆかた18*乱菊

浴衣に菊の模様は季節の先取り・・・
ススキや露芝模様も、秋を感じさせて涼しげです。

最近の浴衣は季節に関係ない色柄が多いですが(でも三条通の和風館ICHIの乙女椿はステキ)、アンティーク着物を見ていると、今以上に大胆なデザインで、当時の着物は今の洋服同様に、かなり自由気ままに着ていたようです。(礼装はともかく、着付けとか着る時期とか制約だらけで小うるさくなったのは戦後のよう)



汗っかきの子供用のリップル浴衣生地ですが、なかなかに優雅な柄行です。最初見た時、彼岸花かと思いました。

花弁が乱れているから乱菊。整然としていない、荒れた風情さえも愛でるのが日本の美意識。


葉脈まで繊細に描いてある

下は、子供用の古い晴れ着の解きです。黒い菊がシックでオシャレで、仏花のイメージゼロ!


古典模様なのにクールなデザイン

そろそろ大覚寺に嵯峨菊が飾られるシーズン。東寺の弘法さんの市に行ったら、色々な苗を売っていました。



四季咲きマムが多い

それはいいが「乱菊」で画像検索すると、十番隊副隊長松本乱菊のおっぱいが当然のように出まくるのなー。


  


Posted by いたのり at 21:39Comments(2)

2012年09月16日

六道のかもす辻*六波羅界隈

バアちゃんが「平清盛でよく出てきた(・過去形)六波羅(六原)ってどの辺?」と、観光したがっている様子なので、前調べというか斥候でちょいと行ってみました。

・長年大河ドラマファンやってた両親だが、見限って今は視聴していない。仲代達也が清盛の「新・平家物語」を再放送して欲しい!だって)


ハッピーうれピーよろピくねー!(スーパーマーケットです)

六道の辻キター!!!



古来、「あの世への入り口」「あの世とこの世の分かれ目」と言われてきた地だそうな。ここは地獄の1丁目・・・の、ちょい手前か?



六道珍皇寺(スイマセン、ずっと「ろくどうちんこうじ」と読んでいました)の前にも六道の辻の石碑だー!どっちやねん!?


冥府魔道(@子連れ狼)はどこっすか?

墓地葬送の地「鳥辺野(とりべの)」へ通じる、この付近全体を称して「六道の辻」らしい。院政華やかなりし頃、白河殿(左京区。京大熊野寮敷地に白河北殿跡地の碑がある)や鳥羽殿(伏見区)に近いここに平家一門は邸宅を構え、一大拠点としたそうな。意外なほど祇園に近くて賑やかな町並みです。


さて、六道珍皇寺と言えば「迎え鐘」が有名ですが・・・



・・・見えない・・・。



外から紐を引っ張って離すと中から鐘の音がする。堂内で撞木が動いて鐘を撞く半リモートコントロールシステム(?)らしい。寺町アーケードの矢田寺の「送り鐘」は、むき出し見え見えなのにこの違いは何?見てはならない鐘なのか?

全リモートコントロール(笑)の六角堂の鐘についてはこちらへ




井戸はずーっと先




小野篁(おののたかむら)が冥界へ通ったという井戸も、貞子が出てくるようなのを期待して行ったのですが、本堂脇のぴたりと閉じられた戸からの覗き見状態で良く見えない。あんまりアカラサマでは、怖さも有難味も無いもんな。



地獄に直通する場所がら閻魔堂もあります。ほの暗いお堂の中には閻魔様と篁像(写真撮影禁止)。8月7~10日の六道参りの時期のみ本尊の御開帳とともにお堂も開け放たれるそうで、ちょっと行くのが遅かった。

クリックして拡大
六道珍皇寺の謂れなど(クリックして拡大)


平日日中は、おどろおどろしさも何も無いフツーのお寺って感じ

お寺は大抵そうですが、特にここは「あの世」が一大テーマ(?)だからか、「普段は見えない」ことに徹している印象でした。


近くの花屋の店先にて。閻魔大王の隣に幽霊ネタの「夏雪ランデブー」がナイス


オススメのお土産は、六波羅蜜寺への途中、松原通にお店のある幽霊飴です。昔懐かしの貸本漫画のタイトルみたいな手書きロゴがイイ!

Wikipedia 子育て幽霊


みなとや幽霊子育飴本舗




看板も年季が入っている

麦芽糖の優しい甘さの飴は、昔は水飴だったそうで、それなら新生児におっぱい代わりに与えられるかも。完全母乳だと水分不足になりがちだから糖水を与える方が良いだの、赤ちゃんの便秘に糖水が効くだの今でも聞くもんな。






べっこう飴みたいな色だが麦芽糖の飴


みなとや幽霊子育飴本舗の向かいの西福寺が、平家というか建礼門院ゆかりの寺として先日「歴史秘話ヒストリア」に出ていましたが、個人的に見どころは、この額絵だと思いました。あの世より現世の方が怖いよう。






花輪和一ちっく


布袋さんにホッとする


六波羅蜜寺と言えば、歴史の教科書でおなじみの平清盛像と、みうらじゅん&いとうせいこう言うところの「踊りながら念仏を唱えてストリートに生きた尊敬すべきラッパー」の空也上人像です。京都のスター仏像。

六波羅蜜寺HP


お盆です。公益社です





どっちも宝物館で写真撮影禁止なので、替わりにコミケのコスプレ写真貼っときます。


豚児がなんでか保存していた画像w

ここのおみくじが変わっていて、生年月日を書いて提出すると運勢が色々と書かれた紙をくれる。



お寺の人も言っていましたが、おみくじと言うより四柱推命の「占い」です。寺のHPによると郵送でのお申し込みも可です。常に結果は同じで、1回やればおしまいでリピーターができないからでしょうか、普通のおみくじも置いてありました。




鷁(げき)?


さて、今回オタク的に一番ポイント高かったのは、幽霊飴本舗の1軒左隣のここだ!!!





もやし屋だー!!!


塩麹はちょっとブームが去った感

冷やし甘酒の貼り紙が目を引きます。近くのカフェで休憩したら、丁度メニューにあったのでいただきました。江戸時代、甘酒は夏の健康飲料だったそうなので、この時期飲む方が正しいみたい。が、やっぱりこういうトロっとした甘い飲み物は、寒い時に生姜を効かした熱々をふうふうしたい。冬になると姑がお粥から甘酒を手作りして、コタツに入れて発酵を促しています。



後で調べたら「株式会社菱六(ヒシロク)」と言う、全国でも数少ない貴重な種麹屋さんで、代々清酒用の麹を製造している、由緒正しい「もやし屋」さんでした。(酒造業界のみ種麹を「もやし」と呼ぶそう。実家の近くには味噌醤油系の「糀(こうじ)屋」さんがある。)

この日は閉まっていましたが、小売もしているらしい。普通のスーパーマーケットでも麹は売っているけれど、ここのお店のが圧倒的に菌がピチピチ元気っぽくて、速やかで良好な発酵が期待できるじゃんね。


もやしもん第3期放映希望

よ~し!カーチャン今度買って、甘酒手作り挑戦するぞ!

ただやす~、かもすぞ~!!!


発酵食品

  


Posted by いたのり at 23:54Comments(2)