2012年08月11日

カクゴカクシゴ完了!*モリムラオリエンタルドール

人形コレクションで、先のねねちゃんとほぼ同時期にお迎えした和ビスクの修理とお召し替えが完了したので披露します。(色々忙しくて外出もままならず、家で人形に惑溺してたの)


隠し子2号

ノリタケカンパニーの前身の森村組が、大正期のごくごく短い期間(1915~1922年)に製造輸出していたビスクドールだそうな。アンパンマンでお馴染みのフレーベル館の創立者が人形の眼球の製造パテントを取って、モリムラと人形製造を始めたのだそうな。


モリムラの証のスパイダーマーク。アメリカからの里帰り品

モリムラドールのモールド(原型)は、大抵ドイツの人形のコピーで西洋人バリバリ顔ですが、稀にオリエンタルタイプの和顔の子がいるとかで、この子がそれ。




「Nippon Dolls & Playthings」という本に載っていた


彦ちゃんも載ってた

ねねちゃんが純然たる「平たい顔族」の子なのに対し、こちらは平たい顔族の中でたま~に居る「濃い」「彫りの深い」タイプです。和人形界の阿部寛w


将来すごい美形になりそうでないかい?

ちょんまげヘアーが可愛いですが、お顔は凄みがある。我が家ののほほんとした人形達の中で、最大最高の目力を発揮しています。


目力コンビ

しかし、この大きな美しいガラスの瞳が長旅の間に取れて割れてしまって・・・「きちんと梱包するから安心してくれたまえHAHAHA!」な~んてとんでもねー!新聞紙で巻いただけじゃねーか!(かの国との取引でプチプチに包んであったことは滅多に無い) どうしてこうアメリカ人は大雑把なんだコノヤロー!と怨みつつ、アロンアルファやらエポキシパテやら総動員で修理したのであった。(保険でどうこうとなると一旦人形を返却したり色々面倒だからやめたの)



幸い修復ができましたが、さて、この子の性別がわからない。


ちょんまげ!

ちょんまげヘアーは男女別なく日本の昔の子供の標準髪型で、市松人形だと「鬢」があるのは男の子らしいですが、この子は無い。加えてアラレちゃんみたいなオリジナルのふりふりかぼちゃパンツ(ドロワース)を身に付けていたので、これは凛々しい顔立ちの女の子であろうとあいなりました。違ってたらゴメン。



オリジナルの着物はボロボロの海藻(みる・ホンダワラ)状態だったから、新しく誂えました。黒地がとても顔色との映りが良かったことから、アンティークの黒留袖生地で仕立てて着せたら中性的でス・テ・キ。「東洋風」からしっかりと和風になりました。もうじき絽の夏着物も仕立て上がってきます。楽しみ。

カッとこちらを見据えた目、オープンマウスの唇の赤さ、かすかに見える前歯が能の小面みたいで、実際能面みたいに微妙な角度で表情が全く違って見える不思議な人形です。・・・ククク・・・怖い?


市松人形は昭和初期のもの


ウィッグも替えてみました

ねねちゃんにはローズ・オニールのキューピーをお持たせしました。同じく大正期の人形で、考えてみたらどれも先月ひいばあさんの43回忌で集まった、後期高齢者の方々とほぼ同じ年なんだよね。良くわかんないけどすげー。

  


Posted by いたのり at 01:12Comments(6)