2010年02月20日

高橋真琴は男性です。内藤ルネも。*高橋真琴の夢とロマン展

ギリギリ終了間際に、伊勢丹の美術館「えき」で開催されている「高橋真琴の夢とロマン展」に行きました。

ホイホイされた~

色鉛筆の主線に、淡い水彩絵具という技法を知るとともに、数多くの美しく細密な作品が、修正ひとつ無いことに感動しました。(印刷と原画の差異がほとんど感じられない!) 1934年生まれで、今なお現役で活躍していらっしゃることにも驚きです。

美術館内部は撮影禁止

子供時代に流行ったよなあ。下敷きに筆箱に、この人の絵の付いたものが多かった。(当時の製品もいくつか展示してあった。本宅サイトにも陳列中の、下のスケッチブックの表紙は自分のもの。下手クソな落書きに満ちた中身は捨てて、表紙だけ取っておいたのだ!)

本宅サイトに陳列中

デラマこと「デラックスマーガレット」の表紙でも、良く見ていたなあ。年長の従姉妹が購読していた「セブンティーン(当時小学生だったから、水野英子の「ファイヤー」とかヌードが多いマンガだな~と見ていた記憶しかない)」の表紙は、高橋真琴に良く似た色彩やアングルなものの、更に表情豊かな肉感的ムードの西谷祥子のカラーイラストが使われていました。

同じく従姉妹の家にあったジョトモこと「女学生の友」の付録小説は、藤田ミラノのイラスト。「別冊少女フレンド」は水森亜土の表紙だったな。

原画と印刷の違いがわからない美しさでした

鑑賞者は自分と同世代っぽい、激しく「オバサンホイホイ」状態ですが、年若い方も意外と多かったです。こういう展覧会は、京都国際マンガミュージアムでもどんどん企画して欲しいものです。




日本のカワイイは男性が生み出している!」と、友人が言っていましたが、確かに高橋真琴(れっきとした男性)、内藤ルネ(男性)、中原淳一(男性)の手で、近代乙女の世界は作り出されています。

今時の情緒もヘッタクレも無い性描写満載の少女マンガを見ていると、純粋無垢な少女の表情やファッションを描く、ストーリー性のある抒情画世界のポリシーを、一番色濃く引継いでいるのは、もしかすると「LO」の表紙イラストなんじゃないかと、ふと考えちゃったりしました。

抒情絵師たかみち
(注・「COMIC LO」は18禁の雑誌です)


わたなべまさこと大和和紀のメモ帳ネタはこちら


  


Posted by いたのり at 01:17Comments(2)