2010年01月29日

活字ジャンキーが住みたい街*ブラ書店古書店

前々回に続き、もうちょっと本、古書店について・・・。

マスコットはニノキン

銭湯白川温泉の隣、二宮金次郎が目印の白川通の全適堂さんで、京都市内の古書店が掲載された京都古書店絵図というのをいただきましたが、これが役に立つようで立たないようで・・・。

お役立ちセット

というのは、この辺って古書組合加盟店じゃない「普通の新刊書店」でも古本を置いてある店があって、その場合はこの地図には載っていないのよ~。

店内古書市

ガケ書房は時折、出店者ごとに書棚を一箱古本市みたいに小分けして陳列販売する店内古書市イベントをやるし、恵文社はズバリ古書コーナーがあって、銀林堂に至っては、特にセレクト系ではないジャンプも置いてあるふっつーの町の書店なのに、棚の半分近くが古本ときたもんだ。謎。

白川通今出川近くの銀林堂

古本と新刊本と堂々と書いてある

寺町三条の三月書房なんか、新刊がず~っと店頭に置かれたまま古書化したらしいのを「20%OFF!」なんて売っていたりするからややこしい。

でも、こういう「古くても新しくても本は本!」という姿勢は大層好ましいです。

通好みなマンガが揃う三月書房

ネットの普及で、アマゾンや「日本の古本屋」で「読みたい!欲しい!」と思った本は、すぐに手に入るようになって喜ばしいものの、地元にある本屋はベストセラー中心の類型的な大型店ばかり。図書館でさえも、半年もすればブックオフに大量に並びそうなのばっかり置くし、つまんないこと夥しい。本が売れないって、出版不況のせいだけじゃないと思う。

全適堂にて

主の趣味や教養が反映された個性的な品揃えの店舗が多く、「ブラウジングの楽しみ」が満喫できる京都は天国。装丁を見るだけでワクワク!

(さっき「ブラタモリ」の神田古書街を見ていたのだけれど、「大勢の人たちが本を探している」とアナウンサーが言っていたが、あれは単に本を探しているんじゃなくて、「本との出会いを求め、何に出会えるかという期待感を楽しんでいる」んだと思う。)

一乗寺の荻書房

鞍馬口通の古書店「欧文堂」

ガケ

近場の一番のお気に入りは太田出版的アングラ感漂うガケですが、手塚治虫の「奇子」と「ばるぼら」の隣に、「Comicサイテー 田中圭一マガジン」と「やる気マンマン」を並べる恵文社のセンスも捨てがたいwww
(恵文社に漂うのはユリイカ的サブカル感。ユリイカはジョジョも福本伸行の特集も失望したゼ。)

おかげで豚児の下宿の本棚は、父母が来ては買い込む本も加わってパンパン。

おなじみ恵文社

恵文社生活感の入り口のレトロな小学校の椅子

今日は恵文社の帰りはZENZOカフェでお茶


美術展カタログや画集の豊富さに感動ものだったのは、平安神宮大鳥居の近くの古書店山崎書店。「お邪魔します」とばかり靴を脱いで上がって拝見する作りのお店・・・というより書庫そのものという感じで、ここの後に同じ神宮道の星野画廊に寄って、店主の目にかなった怪しい絵画を鑑賞するのが目下の楽しみです。

山崎書店

明治~大正期の油画、日本画中心
山村美紗サスペンス・狩矢親子シリーズ」のモミタン編集長の「唐竹企画」の建物として登場する

造形大の甲斐庄楠音展に何点か貸し出したそう


追記・・・全適堂は2010年5月に移転しました。白川温泉も廃業してしまいホントつまんない。


  


Posted by いたのり at 01:53Comments(0)

2010年01月27日

憧れの高度経済成長生活*きいちのきせかえ

きいち」が絵描きの名前かどうかなんて、全然気にもせずに遊んでいた。そんな蔦谷喜一の古い着せ替え。

若妻?お姉さん?

四半世紀ほど前、骨董市で他のものを買ったおまけに貰った。(「わ~、懐かしい!」と言ったらくれた。) その頃はまだこの手の品々はタダ同然だった。今や昭和レトロポップ人気で、状態の良いものはかなりのお値段で瞠目する。



唇の紅の版ズレも、ちょっぴり気になる「お父さん」がステキにダンディーで、小物には8ミリカメラ、テープレコーダー、カラーテレビと当時の庶民の憧れの家電製品がいっぱい。(お父さんが趣味的な贅沢品なのに対し、お母さんの方は二槽式洗濯機、ガス瞬間湯沸かし器、電気釜と極めて実用的かつ現実的。)

タバコは大人の男の象徴

テープレコーダーは実家にまだある

カメラケースとアロハシャツがオシャレ

後年出版された画集に付録で載った「最新版描きおろしきせかえ」には、坊ちゃんの横にたまごっちが描いてあったっけ。

キッチュでポップ


  


Posted by いたのり at 01:31Comments(0)

2010年01月23日

コミックショック!高野店セール中!新しい本屋さんもあるよー!

コミックショック!高野店」がセール中と知り、「すわ!ここも閉店か!?」と、丁度イズミヤとカナートに買い物に出た豚児に、急ぎ確認するようメールしました。(豚児も近場でポイントが使えなくなったら大変だと急行)

結果。リニューアルオープンの為の30%OFFセールでした~!!!閉店セールじゃなかった。あ~、良かった。(いつから改装工事に入るかは未定だそう)

閉店(´・ω・`)

在りし日の文庫堂

去年は「コミックショック!銀閣寺店」に続いて、白川通りの古書店「文庫堂」が閉店してガッカリ続きだったからなあ。

店名通り文庫本が多く、造形芸大に近いせいかアート関連も充実して、店頭均一台で掘り出し物を漁るのが楽しかったのに・・・。

昔の見世物小屋の看板みたいな怪し~い絵が好きだから、その延長で「伊藤晴雨写真帖」を買おうか悩んで、いや、やっぱ写真よか絵の方、石原豪人画集は持っているから小妻容ゲフンゲフン(そういう趣味はナイ)・・・とまあ結局買わなかった。売り上げにあんまり貢献しない客でスイマセンした。


ここをまっすぐ行って通りを越える

食べ物関連の店に限らず、意外にも新旧入れ替わりが激しい京都の街。新しくできた書店もあって、京大北部キャンパスの正門(レトロな五角形口のとこ)の今出川通を挟んだ向かい側に、「Just add life」というお店が昨秋オープンしました。

小川珈琲今出川店の隣

「パリの古本屋さんになりたい本屋」とチラシにあって、「なら古本屋でね?」と思って入ったら、雑貨兼の新刊本書店でした。

1階は服飾雑貨。書籍と家庭雑貨は2階で「ガケ書房」から太田出版的サブカル感を取り除き、「恵文社」の森ガール的ほっこり感を加え、「ビレッジバンガード」のポップな雑貨を少々足した感じ。

今時の雑貨本に加えて、中原淳一に澁澤龍彦、寺山修司といった何とも「昭和」なセレクト。小さなお店ですが陳列も凝っていて面白かったです。場所がちょっと中途半端だから、今後の健闘を祈ります。

北部キャンパスの前


同じ今出川通りのもう少し銀閣寺側(たこ焼き屋のあったとこ)には、昨年夏に「善行堂」という古書店ができました。

まっすぐ行けば銀閣寺

こちらも小さなお店ですが書籍の状態がどれも非常に良く、すっきりまとまって見やすい探しやすい。(一軒挟んで東側に竹岡書店があり、ここがまた大量に古本のある店なので、スッキリ感が際立つ)

店頭台が無いのでつい見過ごしてしまう

ジャズが流れて、品揃えの傾向がJ・Jおじさん植草甚一的本好きのお店という印象。

店主はこんな感じ

店主(山本善行氏)はライターもされており、古書店及び店頭台巡りの楽しさを、あちこちで説いていらっしゃいます。店主の定位置の奥のイイ味出してる古い書棚は、店じまいする文庫堂さんから譲ってもらったものだそうな。

真鍋博の星新一作品挿絵集を購入しました。


追記・・・「Just add life」は2010年2月いっぱいで本の扱いを終了しました。

善行堂でグレゴリー青山さんの色紙発見!

  


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2010年01月20日

千本鳥居を裏から見れば*伏見稲荷大社千本鳥居

京都変なものフォルダに、超有名物件参入!

千本以上あるとか

千本桜、じゃねー!千本鳥居。
(いやあ、「BLEACH」の斬魄刀擬人化はいいっすねえ!)

狐が守る

伏見稲荷大社の千本鳥居・・・旅行ガイドなんかでは、こっち側から撮影した写真がデフォですが、実は裏から見ると各々の鳥居の奉納者、つまりスポンサー名が、ずらりと並んでいるんですわ。これは知らなんだ。

知ってる企業があると何故かホッとする

お金に縁がありますように

墨黒ぐろと書かれたスポンサー名・・・そりゃあテレビやガイドブックの写真には使えんわな。

大阪の企業が多い

でも、お稲荷さんは商売の神様。現世利益バリバリだから、これも一種の広告と考えれば、特に不思議な光景では無い。

(とすると、「電脳コイル」のアレも反対側からしっかり見ると、こういう夢の無い心象風景だったワケかw)

大型で目立ってます

電通なんて、大きなのが入り口際の一等地、雑誌で言うなら「表4」、いや「表2見開き」に相当するベストポジションに立っているんだぜ!出稿料いくらだろう?

地元じゃ有名優良企業

トヨタ系地元企業のデンソーの鳥居が3基もありましたが、信仰に厚いのかデンソー?豊川稲荷にも何か奉納しているのか?

山深い

山あいで寒くて途中で引き返しましたが、他にもどんな企業のがあるか、暖かくなったらまたじっくり見て歩こうと思います。ホントは親子で宗像教授ごっこがしたかったのよ。

鳥居と狐がいっぱい

明日の「和風総本家」で、鳥居の製作工場(京都にあるそうな)が取り上げられるので、楽しみにしているオバサンです。

伏見稲荷大社HP


追記・・・「和風総本家」によると、3m鳥居一基の初穂料は18万円だそうです。木製ゆえ寿命は約15年。当然ですが奉納者名は出ませんでした。

  


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2010年01月18日

♪タコとアヒルが力を合わせて*新京極 蛸薬師

聚楽第を中心に城塞都市にするという秀吉の京都改造計画のせいで、都中のお寺が集められまくった寺町の新京極通り沿いにある蛸薬師(蛸薬師堂 永福寺)は、その名の通り「タコ」が主役のお寺さんです。

蛸薬師は閉まるのが早い

で、何で蛸?ですが、その昔、永福寺の僧が病の母親を寺に引き取り看病するものの良くならず、母が言うには「好物の蛸を食べれば治るかも・・・」と、何だか落語「二十四孝」の「唐国(もろこし)のババアってえのは、『鯉が食いたい筍が食いたい』と、どうしてそう食い意地がはってんだ!?」と言いたくなる流れです。

こうして僧の身でありながら蛸を購ったものの、人々に見とがめられ、蛸の入った箱を開けて見せるよう迫られ大ピンチ!一心に薬師如来に祈り箱を開けたところ、あら不思議!蛸はその足を八軸の経巻と変じ、その有り難い光景に皆合掌。すると経巻は再び蛸の姿に戻り、門前の池(淡水だよね?)に入り光を放ち、それが母を照らすと病気はたちまち回復!視力も成績もアップし、背がぐんぐん伸びたかどうかは知りませんが、以来、蛸薬師堂の蛸薬師如来様として、信仰を集めるようになったとのことです。

蛸薬師堂 永福寺HP

ありがたやありがたや

像と自分の病の同じ部位を、交互に撫でると平癒するという「お賓頭盧様(おびんづるさま)」は、あちこちのお寺で良く見かけますが、そんなわけで、ここのお賓頭盧様はズバリ蛸!

「タコ取ったどー!」と濱口優が良く叫んでいる、でっかいミズダコみたいな足のイボイボ吸盤もリアルな、1/1スケール御賓頭盧蛸様です。

とったど~!!!

腰痛持ちのオバサンは、蛸の腰がどこなのか、どこを撫でたらいいものやら悩みましたが、説明によると特に部位は関係なく、左手で撫でるだけで全ての病気OKだそうです。ワ~イ!

せっかくだから、魚の目ができたとこぼしていたバアちゃんの分も、足の吸盤を特に念入りに撫でておきました。今のシーズンなら「置くとパス」で、受験にも御利益ありそう。


アヒルちゃん

金魚もいました

奥に行くと(この界隈のお寺は、町家同様に通りに面した入り口は狭いが奥が深く広い)、更にお堂があり、何故かアヒルが飼われていました。これも何かの招福縁起モノなのでしょうか?

まねきタコダック?

奥に更にお寺

じ~んせ~い~ら~く~あ~りゃ~

徳川家に縁があるのか、門に水戸黄門バリの葵の御紋がデカデカと付いていました。閉門ギリギリ(午後4時半だったかな?早く閉まる)で、お寺の方に話を伺うこともできなかったので、次はもっとじっくり拝見してみます。

アヒルちゃんの後日談

  


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