2009年10月31日

鴨川ホルモーロケ地3*叡山電鉄・茶山駅周辺

映画「鴨川ホルモー」ロケ地訪問(聖地巡礼?)、第3回は叡山電鉄の茶山駅でございます。「ちゃやま」と読みます。




前回の八坂神社前上賀茂神社の観光地ムードから、一転して「生活圏そのもの」だ!

出町柳駅

始発駅の出町柳駅も映画に登場しますが(芦屋と早良の痴話喧嘩のシーン)、こちらと違って格段に小さな無人駅で、一車両のみのワンマン電車が行き来するのは、今はほとんど見なくなったレトロな路面電車風でイイ味出しています。

そろそろ貴船や鞍馬寺の紅葉目当ての観光客で満員の、パノラミック電車きららが行き来する時期だなあ。

通勤客は大迷惑


茶山駅は京都造形芸術大学への最寄り駅とありますが、15分程歩きます。5系統のバスだとダイレクトに大学前(例の「けいおん!大階段」の前)に行けて便利ですが、観光シーズンは5系統はドル箱コースで超満員、京都駅から普段の倍の1時間半近くかかるので要注意。(京都駅から地下鉄で北大路まで出て、5系等逆周りのバスに乗る方が早かったりする。銀閣寺前から歩くなら地下鉄今出川駅からバス。)

紫蔵の向かいの紫陽書院
こってりラーメンの人気店紫蔵

周辺はロケに使われた踏み切り東側すぐに、アンティーク着物&和カフェの「正尚堂(せいしょうどう)」、通りに出るとアート関係の書籍が豊富な古書店「紫陽書院(しようしょいん)」、向かいにラーメンの「紫蔵(しくら)」、ローソンの隣には「プラモ狂四郎」や「ガンプラ甲子園」といったボンボン漫画に出てきそうな、いかにも町のプラモデル屋さんの「シーガル」と、自転車でふらつくのに丁度良い町並みが続きます。

普通のプラモ店シーガル

東鞍馬通を渡れば夏場はかき氷を商う燃料店「アイス松本」、同じく東鞍馬通沿いには(スカした雰囲気で自分的にはイマイチだがギャラリーを見にたまに行く)宿泊施設もあるカフェ「プリンツ」、ケーキの「一善や」、その隣の古書店で、美しい彩色版画の植物画(ルドゥテの薔薇とか)を多く扱う「欧文堂」、更に芸大近くに行けばカレーの「アジャンタ」と、思いっきり豚児とオバサンの縄張り(シマ)ですがな。

店先でふわふわかき氷を食べる
愛想が良くないプリンツ
アート系の洋書も多い欧文堂
女性客が多いアジャンタ



特に「正尚堂」はアンティーク着物の他に、骨董小物や面白い柄の古裂、市松人形の着物、手作りのアクセサリーなどバリエーションが豊富で、座敷でお茶もできてカフェ和雑貨好きにオススメです。お店の前の赤いポストが目印。

ポストが目印の正尚堂
奥の座敷はカフェでもある
和装小物も多い

(アンティーク着物とちりめん古裂のお細工物なら、白川通沿いの喫茶ジュネスの隣から御蔭通(山中越えの方)に移転した「」もオススメします。)



大抵は1両編成、2両はパノラミック列車

茶山駅のシーンですが、三条木屋町の居酒屋「べろべろばあ」での新歓コンパ帰りに電車を降りた設定らしく、「いや、バスで行くだろ三条までなら!」という近隣住人(豚児)のツッコミはさておいて、映画では主人公安倍(山田孝之)は銀月アパートメント住まい(!次回ルポ予定)となっていて、確かに最寄駅だよな。

安倍と高村が「ホモの痴話喧嘩」みたいなことになっているシーンは、踏み切り東側の養徳小学校脇の線路沿いでの撮影です。

凡ちゃんこと楠木ふみ(栗山千明)は自転車で走り去る方向から察するに、高原町付近に住んでいる設定なのかな?

  


Posted by いたのり at 02:08Comments(6)

2009年10月28日

鴨川ホルモーロケ地2&宗像教授も今ここ*上賀茂神社

暑からず寒からずの曇り空の日曜日、ちょっと距離がありますが上賀茂神社まで自転車で行ってみました。

いかにも観光地っぽい雰囲気

紅葉シーズンにはまだ早いし、特に紅葉の名所でも無いですが、さすが世界遺産!+第4日曜日で手づくり市ってことで、なかなかの人出でした。

(注・百万遍のは「手作り」で上賀茂のは「手づくり」と称する。)

上賀茂神社公式サイト

ひろーい

神社の入口付近はタクシーバス乗り場に土産物店と俗なムードでいっぱいですが、境内は・・・手づくり市の賑わいと、芝生でくつろぐ親子連れと、こちらも俗。

神馬がいる
エサもやれるよ!

白い神馬がいて、ちょっと「清らか」なイメージ。でも、エサがやれて、何だか動物園に遠足気分。



着替えもせずにバイト料を手に出てきた

映画「鴨川ホルモー」で「5500円だ!」と高村が葵祭のバイト料を貰って喜ぶシーンに、目の前の「式年遷宮」と書かれた柱看板がバッチリ写っていたことを思い出して、いよいよ俗ムード全開~。

二の鳥居

二の鳥居をくぐり、おなじみの立砂を目にして、ようやくここは「神域」との思いを強くすることができました。

(でも、「アカギ」のせいで神域が違う意味の神域になってしまうの・・・。おまけに「シェイプアップ乱」に、これをネタにした下品なギャグがあったことも思い出して、更に頭の中が俗まみれ)

ガイドブックでおなじみ
だそうです

清めの砂だそうだが、水商売関係でよく見かける「盛り塩」と何か関連があるのだろうか?・・・どうにも俗っぽさから離れられないなあ。

立砂、「銀閣寺のプリン」こと向月台に比べると、さらさらと脆い印象でした。上に木の枝を立てて、砂遊びがしたい。

結婚式も



賀茂別雷神社(かもわけいかずちじんじゃ)というだけあって、電気産業の守護神として広く信仰されていると神社HPにあります。

カミナリ一家がCMキャラのマスプロアンテナや、大阪の日本橋電気街の萌えキャラ(いとうのいぢデザイン)の音々(ねおん)ちゃんが絵馬かなんか奉納していないか調べたいですが、参拝客で混雑していたので、本殿の方はまた日を改めることにしました。


紅葉する木はあまり無い
知恩寺より店の場所が入り組んでいる

手作り市は百万遍知恩寺のそれと出店者が被っている印象でした。探せばステキなものもあるけど、正直微妙なナチュラルテイストやオカンアート系の物も多く、最近は自分的には骨董関連の出店の多い東寺の市の方が面白くなっています。

御手洗川
スガ氏の笑顔に騙される

クッキーだけ購入して、境内を流れる御手洗川のほとりを映画よろしく歩きました。「曲水の宴」で知られる清流ですが、安倍(山田孝之)はここで怪しいサークル「京大青龍会」の勧誘を受けるのであった。

万城目学の原作だと、高村と声を掛け合って知り合うのは、神社左手の参拝者駐車場奥にある社務所の前で、青龍会に勧誘されるのは一の鳥居を出た所と違っています。格段と映画の方が「絵になる場所」を心得ています。着替えもせずにバイト料を手に、境内を歩くなどありえないけど。

(映画冒頭のタルそうな葵祭行列シーンは下鴨神社の糺の森

社務所



植物園の前にて
かぼちゃ供養(ウソ)
時代祭もだが子供の仮装はカワイイ

「北山ハロウィーン祭」とやらで府立植物園の前はかぼちゃがゴロゴロ(西洋のかぼちゃ供養か???)、仮装パレードもしていたので北山通は避けて、帰りは賀茂川沿いの半木の道(なからぎの道)を突っ切り北大路から戻りました。

枝垂桜の並木道で有名ですが、遊歩道しか無いので歩くか自転車しかありません。

半木の道
植物園と鴨川に挟まれる

上賀茂神社ですが、現在、宗像伝奇教授も立ち寄っております。
京都が好きだな教授。ここ最近でも、伏見稲荷に宝誌和尚像に源氏物語・・・京都ファン必読です。

でも、この辺りにどっか深い穴あったかなあ?某掲示板で「ハゲがやたらと穴に落ちるマンガ」と言われていました。深そうな池なら近くに深泥池(みどろがいけ)があるけんど。

鉄腕アトムで読み方を覚えた

マンガミュージアムの「妖怪展」ではガン無視されていた星野之宣作品ですが、大英博物館で宗像教授の原画展開催だ!
次号が楽しみ。


  


Posted by いたのり at 14:43Comments(0)

2009年10月23日

レキジョホイホイ・・・されねえ~!*時代祭

映画「鴨川ホルモー」ロケ地探訪第2回・・・の前に!(またかよ)

(日付変わっちゃったけど)今日は時代祭でした。

↓起源や行列の詳細はこちらへ
Wikipedia・時代祭

美術館内のカフェテラスから見物

首都が京都から東京に変わるまでの衣装風俗の変遷を表し、行列は明治を先頭にして江戸、安土桃山、室町、鎌倉、藤原、平安と遡っていきます。(吉野時代、延暦時代と更に細分化された感有り)

歴史好き女性、いわゆるレキジョには新撰組や維新の志士が好きな「幕末レキジョ」、戦国BASARA戦国無双でこの道に入った「戦国レキジョ」、陰陽師LOVEの「平安レキジョ」とおおむね3種類に分類されますが(厳密には「三国志レキジョ」が加わる)、これはもう全レキジョの嗜好に合うレキジョホイホイ状態!

見てすぐ分かったのはこの人だけ

・・・かと思いきや、
なんてゆーか、萌えねえ~!!!

秀吉はレキジョに人気が無い

公式パンフレット(1部800円、バイト学生から購入)には「時代祭~The Jidai Matsuri Festival~」とありましたが、神幸列がある以上は「うかれたお祭り(イベント)」というよりも、祝典という儀式的なニュアンスの方が強いのか、粛々と行列が進むのみでな~んか盛り上がらない。来年発売のBASARA3で、大いに人気が出そうな石田三成もいるってのにさ。

子供の扮装には萌える。カワイイ!

そりゃ、名古屋の英傑行列みたいな鉄砲隊の火縄銃実演射撃とかを期待していた自分が、そもそも間違ってるとは思うけど。

後発の行列イベントがどんどん派手になる中、京都故に衣装列を増やす以上のことはできないのかな?

キレイで目の保養になって悪くない・・・悪くないが目玉となるべき華が無いと言うか・・・。かと言って某名古屋まつりのように、「今年に限って直江兼続が登場!」みたいな変に世相に迎合したようなことはされたくないし、まして京都の街中でヨサコイソーランは踊られたくはない。

よいしょよいしょ
宮中の女性は輿
こちらも輿でラクそう

沿道から声援が飛ぶで無し、馬上の武者がそれに応えるで無し・・・これが「ウチはウチ、他所さんは他所さん」という、部外者が感じる京都のよそよそしさなんでしょうか?

BASARAの毛利のとこでこんな仕掛けなかったっけ?

「ここまで歩いて皆疲れた顔してるよって、やっぱり御所か市役所の前で見るべきやったなあ。」と桟敷席で話す声が聞こえます。それもあるだろうな。秋晴れで良い気候でしたが、やっぱ疲れるよな。

キルフェボン店員のバンダナ巻きより気になる巻き方

大名行列が、大鳥居前の(景観条例で)地味なセブンイレブンのとこで、延々と信号待ちしている姿に、昔の少年サンデーかマガジンに載っていた「もし徳川幕府が今も続いていたら!?(監修・大伴昌司)」というグラビア記事で、「高速道路をキャデラックで参勤交代!」という小松崎茂だったかが描いた、シュールなイラストをふと思い出したゼ。和宮様も赤信号御留だ。

交通法規遵守の大名行列
和宮様御留



応天門の前まで来ると、各々の行列の説明アナウンスがありますが、その最後の見せ場でも特にアピールするパフォーマンスがあるでなし、沿道の拍手もまばら・・・。寂しい。

やぶさめの演舞は無い

伊藤英明が信長に扮した「岐阜信長まつり」ぐらい、何かレキジョ(&その他女子)に強烈にアピールする要素があればねえ・・・。

全体にサービス精神に欠ける印象で、年々見物客が減っていると聞きましたが、不景気のせいだけじゃ無いと思う。

パンフ売りの服装は自由みたい

どうせならパンフレット売りも、なんらかのコスプレをして、観光客と一緒に記念写真に収まるぐらいの勢いでやって欲しい。黄色い買い物カゴを持って腕章つけただけの、いかにも学生バイト風で購買欲がそそられな~い。法被姿とか白川女っぽいカッコならできるんじゃない?

生花で高そう
淀君ゴール!

巡行のゴールは平安神宮ですが、祭りの間は観光客は立ち入り禁止で、最後の方で応天門の門扉の隙間からうかがったら、各自外拝殿に向かって参拝して終わりのようで、その後、神宮の左手から、裃姿の平安講社の方々や、着替えを済ませたらしい学生(フトコロにはバイト料6700円が!?)がぞろぞろと出てきました。(パンフレット売りの本部は右側の結婚式場の方)

のぞき
電チラならぬ神チラ
数を売ると歩合給が付く



行列の最後尾は重要な裏方の馬糞処理係(行列の間にもいる)の軽トラと、京都市のエコカーで、交通規制が解かれた直後に歩いたら、道路がほのかに馬糞臭かったです。

農耕馬?
大事な役目
また来年~

追記・・・大正期の異色日本画家で、溝口健二のもとで映画の時代風俗考証をしていた甲斐庄楠音が、この時代祭の衣装考証をしていたと小耳に挟みましたが、詳しいことはわかりませんでした。

  


Posted by いたのり at 02:10Comments(6)