2009年06月20日

天元天使突抜突破一丁目

数年前に古布古着物にハマって、その時にマリンバ奏者でアンティーク着物を着こなす通崎睦美(つうざきむつみ)さんのエッセイ「天使突抜一丁目」を読み、この風変わりな京都の地名を知りました。

てんしつきぬけ

わ~!ホントにある!!!

かつては「天使の宮」と呼ばれ、広大な鎮守の森を有していた「五條天神社」まで、森を突き抜けるように参道があったから「天使突抜」と名前がついたそうな。

見下ろされる五條天神社

天神(てんん)と言えば菅原道真が思い浮かびますが、ここの創建は平安時代初期で彼とは無関係。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)で、この中の少彦名命が天から遣わされた使者「天使」であって、天神(てんん)と読むらしい。

ビルを背景に、ムキムキした狛犬が出迎えてくれました。

筋肉質な五條天神社の狛犬

「天使の宮」より裏手の高層マンションが突き抜けて目立つ、他にも新景観条例前の駆け込みで建てたのか、マンションと、町家を取り壊した跡地利用と思しき駐車場が目に付く町並みでした。

なんだかスゴイ

駐車料金が高い

残酷な天使がロンギヌスの槍で突き抜くイメージやら、グレンラガンやら、オタクはろくな事を思い浮かべませんが、本当にこんなステキな名の場所があることを、この目でしかと確認しましたので、以上御報告まで。

普通の町並み

追記・・・更に調べたところ、豊臣秀吉の都市改造政策によって、五条天神宮の鎮守の森を貫通して南北に道が作られ、「天使突抜通」と名付けられたとありました。そこらじゅうでやらかしてるな、秀吉。

  


Posted by いたのり at 01:03Comments(4)

2009年06月13日

アンブレラ保養所へ行こう!*北白川・旧漢字情報研究センター

北白川のステキ洋館、「東アジア人文情報学研究センター(旧・漢字情報研究センター)」の中にスネーク(潜入)してみました。

旧漢字遣いがステキな漢字情報研究センターHP
(現「東アジア人文情報学研究センター」へもこちらから)


内部図書館は一般閲覧可

スネーク、ゾンビに注意しろ!

コードベロニカ」ロックフォート島公邸風外観からの期待を裏切らない、インクラインと対を成す素晴らしく「バイオハザード」的内部でした。

それもゲームキューブでリメイクされた無印「biohazard」!!!
設計は間違いなくジョージ・トレヴァーだ!スゲー!!!

コレが一番!パチスロのポスターはイラネ


何しろこれですもん。

ゾンビ犬注意!

「間違い無くガラス窓をブチ破って、ゾンビ犬が二頭襲ってくる!」
と、豚児とウケまくりー。廊下のそこここにある棚を動かすと、ハンドガンの弾が見つかります。多分。

棚を動かせ!

中央ホール近くでゲットできるマップによると、中庭を中心に回廊という造りで、そこを囲むようにずらりと研究室が並んでいます。

期待させまくった挙句、バイオ5でウェスカーにあっさり殺(や)られちまったスペンサー卿の部屋みたいなのか、「私の研究室へようこそ@カノッサの屈辱」風か、はたまた吊り天井のトラップのある部屋なのかはわかりません。

マップ発見!

ガラス棚には、土器や瓦の破片等の出土品が陳列されていました。

研究室や資料室


正面ホールにはレトロな応接セットに、仏頭仏像のレプリカ。西洋風な石膏像や、目に仕掛けのある虎の像もあって欲しい。

古めかしい応接セット

彫像を調べろ!


中庭にはアメンボがやたらといる睡蓮の咲く池と、元祖折田先生みたいな銅像。そして何故か中央に釣瓶井戸。

閲覧室への階段からの

これも仕掛けがありそう

ベンチもあるパテオ

釣瓶にはロープもバケツも付いていません。内側には頑丈な鉄柵がされていましたが深そうです。底から横穴が穿たれて、その先の地下室には幽閉されたリサ・トレヴァーが!!!ヒー!

井戸の底には・・・


バカ妄想はさておいて、実に風情のある建物で、同志社大学のヴォーリズ建築云々のそれと比べると、より日本的な古い木造校舎のような懐かしさを感じました。

緑でいっぱい

ヴォーリズ建築では、近くの疏水脇に「駒井家住宅」ってのがありますが、内部は白壁のインテリアもあっさりした洋風邸宅で、バイオファンのわしらが言う「洋館」ったら、洋館事件のあそこなんで、ちょっとニュアンスが違う~。

右に四神のプレートのあるドア


玄関入って右の4箇所(応接室やトイレの入口上部)には、それぞれに朱雀、玄武、白虎、青龍の四神のプレートがあって、これも意味ありげ。取り外して、他のわざとらし~く窪んだ所にはめ込むのか?

白虎かっけー

意味ありげすぎる


2階の図書室(閲覧室)へ通じる階段の、仰々しくないシンプルなステンドグラスが美しい。

装飾少なめ

幾何学模様がカワイイ

閲覧室は一般利用も可ですが、図書室は閉架式の為、室内のパソコンで書名検索して閲覧申請をしなければなりません。貴重な文献資料ばかりで館外持ち出し禁止、和綴じにされた中国の古い文献(漢籍)中心でした。

身分証を示して研究目的を記せば入館できます

ロスイルミナドス教団にでっかいシャンデリアがあったな

荷物を預けるロッカーの番号が、「杏」「桃」といった植物の名!全部読み書きできたら漢字検定何級クラスかなあ?

読めない


閲覧室の窓からは大文字。

ここはアークレイ山中ではなく京都でした。

アンブレラ幹部養成所も近く(ウソ)

白川通から塔が見える

  


Posted by いたのり at 23:11Comments(2)

2009年06月05日

銭湯からの帰還*白川温泉*

只今銭湯から帰還いたしました。

写真は・・・盗撮になっちゃうじゃん!内部だと。せっかくだから代わりに「デス様戦闘(銭湯)からの帰還」ポスターをどうぞ。コンバット越前の頃(1999年)は入湯料340円か。今は410円。

デスクリムゾン2、10年前のドリキャスポスター

サークルKの裏に煙突が見える、白川通り沿いの「白川温泉」。らくたび文庫No.026「京の銭湯本日あります」のレトロ銭湯の部でトップを飾っていましたが、オバサンが子供の頃行ってた昭和30~40年代ムードでいっぱいでした。

サークルKの近く
路地の坂を上る

タイル絵が凄いだの、小鳥がいるだの、落語の会をやる!・・・みたいなことは全く無い。普通のお風呂屋さん。特筆すべきは建物で、レトロモダンな西洋建築・・・と思ったら見かけだけで、裏から見ると堂々たる木造日本家屋!逆に当時の時代感が伝わります。(「らくたび」によると昭和2年築)

堂々たる西洋館
ウソ西洋建築

京都、特にこの界隈は学生の町ってこともあって、銭湯が多くて、ゆっくり全身を伸ばして浸かりたい時は実に良いねえ~。

由緒ありそげな入口
いい感じ

昔のパーマ屋さんみたいなお釜付きの椅子、「目方秤」と言いたい昔保健室にあったような大きな体重計、10円入れるマッサージ椅子、黒光りする籠を置く台、壁の鏡、天下一ラーメンの広告(何故か古臭く見える)・・・タイムスリップ気分でした。(使われていないようだが奥にはベルトマッサージャーがあった~)

残念なことにコーヒー牛乳等は売っていません。自販機も無し。帰りにサークルKで何か買おう。

隣は古書の「全適堂」

ここの2階、外から見ると何だか人の気配があって、気になっていたので御主人に尋ねたら、部屋を貸しているそうでした。銭湯の2階に下宿!昭和チックな舞台設定!

百万遍近くの銭湯

「今時の人は泡の出るやらの方がええゆうて・・・」、御主人がちょっと寂しそうに語ってくれました。

百万遍や銀閣寺の方には、サウナやジェットバスのある銭湯があるけれど、それだと上に「スーパー」が付くのと変わらなくなってつまらない。「このままでいてね!」と心の中で応援しました。


残念ながら、その後白川温泉は廃業しました

  


Posted by いたのり at 00:28Comments(5)