2009年02月06日

丸かぶり妄想乙!*雨の平安神宮

節分当日の2月3日。

「テキヤ殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降れば良い。」
ってのは、確か「昭和柔侠伝」で覚えた言葉ですが、吉田神社の露天商の皆さんには、あいにくの雨となってしまいました。

節分行事は吉田神社と壬生寺が有名だそう

「京都の節分で、どっか甘酒出ないの?」
と、子供がのたまうのでググッてみたら、アラ素敵!平安神宮でやってるじゃない!行くぜ!

こうかはばつぐんだ
詳細はこちらで

ここの厄除けグッズにも、吉田神社のと同じ四つ目の鬼「方相氏」が描かれています。いよいよもって「陰陽師」の世界です。

平安神宮HP

案外知られていません

相変わらず広い境内では、右近の橘がよしず張りの小屋に囲われていました。雪よけ?それともまさかのミカンドロボー対策???

蜜柑が生っています

本殿では、荘厳な雅楽の生演奏の中で、この後行われる節分の儀式の前のお払いでしょうか、神事が執り行われていました。

甘酒接待
ほっこりタイム

参拝を済ませて額殿脇の接待所で甘酒をいただきました。生姜が利いて熱々の滋味溢れる味わい。

額殿内では奉納狂言が催されていました。が、満員。

大蔵流 茂山千之丞社中奉納

降りがひどくなってきた為、「大儺之儀(だいなのぎ・追儺と同じ)」や「豆撒き」は当初予定の大極殿の前から、「應天門で執り行います。」と場内放送がありました。

たまに巫女さんバイト募集をしている

やはり鬼が登場する色々な儀式を見せていただけるそうですが、時間まだだし、寒いし、目的(甘酒)は果たしたし、ゲンキンな親子は早々と撤退。雨の中、玉砂利に落ちた豆を拾うのって、危ないし大変そうなんだもん。来年見よう!(甘酒飲もう!)

当初はここで行う予定
雨でこっちに急遽変更

錦市場でも恵方巻きを販売云々」と、お昼のニュースで見たので錦に。

「そんなん、子供の時は聞いたことも無かったわ。」
「20年前ぐらいから、チラホラ言い出しましたな。」
「10年ぐらい前から、あちこちでやりだしましたなあ。」
「大阪の海苔屋の宣伝でっしゃろ。」
「バレンタインデーのチョコと同じでんな。商魂たくましいわ。」

タクシー運転手さん達の声です。
(オバサンはてんいち社長と違って、タクシーでは世間話と観光穴場を聞き出すのを旨としているのだ)

焼くと煙たいから便利

ニュースの通りに、巻き寿司と節分鰯が並んでいましたが、恵方巻きに関しては云われ因縁の説明は特に無し!出目は怪しいが、せっかくだから商機は逃さない!ということでしょう。

京大キャンパスにて

スーパーマーケットやコンビニの宣伝もありますが、本当のところは、夕食が買ってきた太巻きで堂々と済ませられる、毎日の献立に悩む主婦にとって非常にありがたい風習として、広く受け入れられただけなんじゃね?

黙って丸ごと齧るなんて行儀の悪いことはせずに、我が家のように切って、お皿に盛って、お吸い物などと一緒にいただく家庭も多いのでは?

もちろん作った方が美味しい

大阪発祥説とともに、京都では花街で旦那衆が芸妓さんに食べさせたという話もあるようですが、若い女の子にバナナを食べさせてニヤニヤする中年オヤジの妄想っぽい、信憑性に乏しい説です。

大体、そんなイカガワシイ節分行事が本当に昔からあったなら、岡本神草(おかもと しんそう)や甲斐庄楠音(かいのしょう ただおと)らの、大正の異色日本画家達がネタにしないはずが無いと思うわけ。思い思いにコスプレ(マジで)をして楽しんだという、古くからの京都の節分の風習「お化け」の絵は、実際にあるんだし。

怪しい絵が好き

女性が太巻きにかぶりつくスケッチが1枚でも残っているのなら、平安神宮近くの星野画廊の御主人が、詳しい解説をしていらっしゃるはずだと思います。

  


Posted by いたのり at 02:20Comments(5)