2008年08月25日

古本屋ちゃう!*寺町三条 三月書房

三月書房」は、寺町通の「村上開新堂」の道を挟んだ斜め向かい。
大型書店の進出でどんどん数が少なくなっている、ごくごく普通の町の昔からある本屋さんそのものです。




本屋さん・・・いや、何だか入り口際のショーケースや、全体のレイアウト、品揃えを見ると失礼だが「古本屋さん」に見える。「京都読書空間」だったかな?これを予め読んでいなかったら、絶対に「ここって古書店ですか!?」と訊いていたと思う。

詳細はこちらから
寺町会ホームページ
(「古本屋ではありません、新本屋です。」とある。ブログもありました。)

芸艸堂(うんそうどう) も寺町通にある

そんな一見古本屋と見紛うような、一般書店ではお目にかからない、あったとしても他の大量のベストセラー本に隠れてしまうような、ちょっと変わった本が並んでいて、逆に店頭に並ぶ普通の雑誌類が霞んでしまう、そんな面白さがありました。

店構えが地元にある古本屋に似ているのよ~

通販でお世話になっている中野ブロードウェイのタコシェや、地元なら名古屋今池のウニタ書店みたいっつーか、店主の趣味が前面に押し出されて清々しいって言うのかな。

店内から村上開新堂が見える

吉本隆明とかガロ系の全体が学生運動っぽいノリなのに関わらず、漫画やサブカル本を扱っていても、この夏他所では並びまくりの押井守関連がほとんど無いのも、個人的に大変気に入りました。
(他の作家の作品のどれを使っても、革命前夜、戒厳令の夜といった自己陶酔ムードに改変するから、オバサンは嫌いなのである。主役級のメカ、パトレイバーやフチコマを無視するのも許せん。)

古書店のショーケースっぽい

脱線したけど、こういう内容の本、こういうタイトルの本、この作家の本・・・と、目的が最初から決まっているなら一般大型書店やアマゾン辺りで調達すれば早いが、そうじゃない、「何か面白いもの無いかなあ~wktk」という、ブラウジングの楽しみと好奇心を満足させてくれる品揃えで、小さなお店なのに一家で結構長居しちゃいました。

新刊本が自然に古書として「かもされて」しまうようなレトロな店内の雰囲気も含めて、我が家的にはガケ書房恵文社よりポイント高いです。

寺町通りは楽しい!また来よう

この日は、カストリ雑誌時代のエロ考察本だの、吸血鬼の歴史本だの、たまたま出会えたヘンな楽しい本を、めいめい買って帰りました。親子3人、布団でゴロゴロして読みつつ、京都の夜は更けるのであった。

  


Posted by いたのり at 21:03Comments(0)

2008年08月15日

造形芸大の猫Mac

豚児がぬっこぬこ写真をくれました。

ちゃんとネコと書いてある

春に造形芸大の片隅で見つけたんだそうです。
「猫小屋」・・・だよね?やっぱ。
それとも新方式の「猫ちぐら」???

廃物利用?エコ?

どうです。このデスクトップの愛らしさ!
毛の1本1本まで手に触れられそうな解像度!

電脳なおさん」にも出てこない脅威のハイエンドマシン!
もちろん、アップルストアを探しても手に入りません。

誰が置いたんだろ?

寒い日で中に5匹入っていた

実は、ナチュラルな木目調タイプもありました。(冬にあったけど撤去されたらしい。)俺様の「京都猫フォルダ」が火を噴くぜ!!!

動物が居つく学校って、なんかいいな。


猫Macのその後はこちら

  


Posted by いたのり at 18:39Comments(2)

2008年08月13日

橋の袂のリトル・フォレスト*田中美穂植物店コーヒショップ

その不思議なお店を見つけたのは、丁度去年の今頃・・・

夕方、銀閣寺から南禅寺方面に向かって、白川沿い(哲学の道脇の疎水分流ではない。要注意)を歩いている時でした。

田中美穂植物店コーヒショップ

夏は特に緑のエコハウス

場所は、白川通のフレスコ(スーパーマーケット)前から、通りを渡って東に少し入ったところ。

フレスコ側から。元はコロッケ屋さんの店舗とか

ハテ?コーヒー(京都では「コーヒ」の表記が多い)が飲めて植物もあるお店といえば、近場では「そうげんカフェ」が頭に浮かびますが、カフェにしては小さい・・・小さすぎる。

入ってみて納得!
コーヒー豆と植物(切り花は無く、鉢物やドライフラワーで作った雑貨など)を商う小さな小さなお店でした。 

謎の品々

店頭のショウケースには、売り物なんだか趣味のコレクションなんだか良くわからないものが並んで、オタク魂を刺激されます。

若い女性店主(つまりこの方が田中美穂さんですね!)が、静かに植物の手入れをし、豆を計っていました。
(コーヒー豆はオオヤコーヒーのものだそうです。)

フシギな植物群

う~む・・・
ここだけ浮世離れした別の時間が流れているようだ。

室内で楽しめる小さめな植木鉢とのコーディネートが洒落た、ちょっと見かけないような観葉植物が並んでいて、普通のお花屋さんとは違う、言い方が変だけれど骨董屋さんで宝探しをするようなワクワク気分になりました。

コーヒーグッズと植物とのディスプレイもオシャレ~。考えてみればコーヒー豆って植物の種だもんね。

保育社のカラーブックスが懐かしい

普段見慣れた吊りしのぶや、小さな苔の鉢もスタイリッシュで、店主のセンスの良さがにじみ出ています。どれも欲しい。でも、茶色い指を持つオレ様・・・(エアープランツやサボテンでも枯らす。庭植えのバラのみ放ったらかしでも咲く…orz)枯らしたら大変申し訳無い。迷う。

絵になるディスプレイ

初めて訪れた時は、これで商売になるのか?と心配になりましたが、ここの鉢物やオブジェは「恵文社生活館」に時々置かれていて、ファンも多いとのことです。安心。

恵文社ホームページの「お店探訪」でも紹介されている。)

電気屋さんの隣です。

それにしても、京都って変・・・いや、不思議なお店が多い。


2016年追記・・・現在はコーヒー豆の取扱いはやめて「田中美保植物店」となっています。
  


Posted by いたのり at 00:10Comments(0)

2008年08月08日

時代祭でアルバイト!?

鴨川ホルモー」には葵祭のエキストラという、実に京都らしい学生アルバイトが冒頭に登場しますが、実際の募集要項は見たことがありません。(そもそも京大の場合は、当然ながら家庭教師のバイト募集が多い。)

時代祭のそれなら、昨年、某大学の掲示板で見ました。

こちらは行列要員、職種が「労働」?肉体労働だから?

こちらはパンフレット販売要員

行列部門は長髪染髪ピアス禁止、下着(シャツ、パンツ)は白か肌色、ケータイはマナーモードか電源OFFで使用不可、私語喫煙禁止等々と制約があり、主催者側の苦労が偲ばれました。

オバサンは同人誌即売会で培った技(?)を持ち、対面販売が得意ですから、パンフレット売りをさせて貰えないかな?100部は売りまっせ!

今年も、夏休み明けに募集要項が貼られることでしょう。

2009年度楠公行列募集出ました!

葵祭行列エキストラアルバイト募集見つけました!

  


Posted by いたのり at 20:05Comments(2)

2008年08月03日

探偵小説の舞台*銀月アパートメント*

京都市内の大学は、オープンキャンパスのピークのようです。

宣伝上手

昨日の「BAR私立探偵」の林海象が教授を務める京都造形芸術大学では、AKB48のコンサートが催されました。何でオープンキャンパスでAKB48なのか?(一番の理由は秋元康が副学長だからだろうな。それにこの大学、でっかい劇場があるし。)大学祭ではなかなか呼べないから、オフシーズンでチャーンス!ってのもあるかもしれない。入学志願者数UPに繋がるかどうかは不明だが。

怪しく誘う

さて、昭和デカダンスな「BAR私立探偵」の探偵諸兄に活躍していただきたい舞台が、そんな京造に程近い場所に存在します。

銀月アパートメント

映画のセットに非ず

枝垂桜満開シーズンの玄関風景。
この春、ついにシャッターチャンスをモノにしました。

都築響一の写真集「賃貸宇宙 UNIVERSE for RENT」で見て、「今時、こんなアパートがあるのか!?」と心に残った建物ですが、左京区自転車探索中に、偶然眼の前にこれが出現した時は本当にビックリ!暫しタイムスリップしたような気分になりました。昭和初期の洋館建築(スパニッシュコロシアム様式)と、その風情にうっとり。

誰が住むのか・・・

で、その時は入り口脇の枝垂桜が散ってしまった後で、これが満開だったら、さぞや美しく大正浪漫ムード溢れる光景だろうなと思いつつ、近くに行く度に前を通って、このステキすぎる物件を鑑賞していました。

そして今春、まさに満開時に居合わせることができた幸運に感謝して、(今も普通に賃貸されているアパートで、住人がいらっしゃいますから)素早く密やかにカメラに収めることに成功!


それにしても

銀 月 ア パ ー ト メ ン ト

です。素晴らしすぎるネーミングです。玄関の、多分新築時から掲げ続けられているだろう風雨にさらされた看板が、もし、

ト ン メ ト ー パ ア 月 銀

だったりしたらもう・・・

櫻に酔う

櫻の香りさへふと感じられさふな濃密なる春の宵、舞台装置は猫の爪の如き銀の月、そしてその名を冠した古き下宿館・・・

御一緒に探偵小説(推理小説ではナイ!)の世界に浸ってください。

賃貸情報によると、風呂無し洗面トイレ共同ですが、結構人気のある物件みたいです。確かにちょっと住んでみたい。

探偵が尋ねるにふさわしい

自分の妄想では、場末のマジシャンの夫婦、元サーカス団員、怪しい薬売り、カフェーの女給にしてヌードモデル、自称画家、売れない探偵小説作家なんかが住んでいることになっています。


追記・・・映画「鴨川ホルモー」では、主人公安倍(山田孝之)の下宿先として使われました。聖地巡礼の方は、住人に迷惑にならないように、そっと外から眺めましょう。


  


Posted by いたのり at 21:23Comments(4)